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PNC TJ1309 97-001, 112 Pages, 1997/03
本報告書は、昨年度に引き続き環境中に存在する核燃料サイクルに深く関連した長半減期放射性核種の分析定量法とそのレベルに関する調査研究結果をとりまとめたものである。特に、本年度は、研究の最終段階にあたる分析法の確認手法の一つであるクロスチェックを、日常食中の自由水トリチウム分析及び木片試料中のC-14分析について実施した。本報告書には、以下の項目の内容が記載されている。(1)国内および国際学会(日本、オーストリア、ロシア、フランス、中国)からの情報収集(2)液体シンチレーション測定に関する最近の話題・光子(線)/電子(線)-排除アルファ液体シンチレーション(PERALS)スペクトロメトリー・トリチウム分析におけるバックグランド計数の変動(3)分析精度とクロスチェク・炭素-14分析・トリチウム分析
滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 243, p.196 - 200, 1986/00
被引用回数:1 パーセンタイル:41.12(Instruments & Instrumentation)液体シンチレーション測定におけるケミルミネッセンスは、偽計数として低エネルギー線測定に大きな支障をきたしている。このため、光励起により反復発光する燐光性物質(ZnS:Cu)によるケミルミネッセンスの補正方法を考案した。ケミルミネッセンスは液体シンチレーション測定における最後に残された未解決の問題であったが、本研究によりこの影響を実質的に除去できるようになった。
石河 寛昭; 滝上 誠*; 油井 多丸
Int.J.Appl.Radiat.Isot., 35(6), p.463 - 466, 1984/00
被引用回数:35 パーセンタイル:93.63(Nuclear Science & Technology)液体シンチレーション測定装置による効率トレーサ技術では他の放射線測定法と比較して次の利点がある。すなわち、1)試料調製の簡易性、2)標準試料は測定試料と別核種でも可、さらに 3)小さな誤差で多数の純放出体および-放出体の放射能決定が可能、などである。効率トレーサ技術は本研究によって初めて系統化され、コンピュータ処理されたので実用性が一段と向上した。
石河 寛昭
日本原子力学会誌, 24(8), p.601 - 609, 1982/00
液体シンチレーション測定の高感度性が各分解で活用されており、特に放射線管理方面にこの技術を用いる場合の斬新かつ具体的な方法を、試料調製および測定方法を中心にして述べてある。本文の内容は、1)緒言、2)乳化シンチレータ、3)空気中放射能濃度の測定、4)スミヤろ紙試料の測定、5)効率トレーサ法による微弱放射能測定、6)放射性有機廃液の焼却処理、および7)まとめ、より成っている。
滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 30(9), p.475 - 479, 1981/00
液体シンチレーション測定技術におけるデスク法には多くの本質的な欠点があり、この問題点を解消するために、種々のろ紙試料について可溶化処理の方法を確立した。本法によると、均質分散試料が得られるので、クエンチング補正法の適用により正規の液体シンチレーション測定が可能となり、ろ紙試料の放射能の値を決定することができる。本研究により、試料調製法における最後に残されていた問題点を解決することができた。
滝上 誠*; 藤井 張生*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 30(3), p.135 - 139, 1981/00
液体シンチレーション測定用の新しい乳化シンチレータを開発し、このものの組成および諸特性について述べてある。この乳化シンチレータは、高い計数効率および大きなfigure of meritの値を与え、さらにケミルミネッセンスの発生量をかなり抑制するなど、従来使用されてきた種々の市販の乳化シンチレータよりもすぐれた特性を有する。
石河 寛昭
Isotope News, (302), P. 23, 1979/00
固体の無機試料を液体シンチレーション測定するさいに、乳化シンチレーターと混和するように測定試料を予め可溶化の状態にする必要がある。この可溶化の方法につき経験的に得られた実例を挙げながら説明を行なった。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods, 164(2), p.343 - 347, 1979/00
液体シンチレーション・スペクトロメーターにより、Cd,SnおよびCeの内部転換電子の絶対測定を行った。線の影響を除き、自己吸収、外部吸収ならびに放射線散乱を伴わずに4計数により正確な絶対値を求めることができた。本法は内部転換系数の値を見出す場合にも大いに役立つであろう。
石河 寛昭
原子力工業, 24(10), p.60 - 62, 1978/10
液体シンチレーション測定における歴史の一端、測定法の特徴、測定の現状および応用例などについて簡単にまとめた液シンの紹介記事である。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 27(3), p.123 - 127, 1978/03
液体シンチレーション計数装置によるチェレンコフ測定において、測定試料と波長変換体とを分離して測定するジオメトリーを考案し、このものによってチェレンコフ計数を著しく改善することができた。波長変換体として蛍光量子効率の高いbutyl-PBDを固溶体および液体溶液の形で使用した。本法によると、波長変換体を測定試料中に混和する従来法の多くの欠点を除くことができるほか、特に試料調整がすこぶる容易になるためルーチン測定に適する。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Radioisotopes, 27(2), p.74 - 79, 1978/02
トルエン-PPO二成分系シンチレーター溶液のハロゲン・クエンチングを調べた。種々のハロゲン・クエンチャーのStern-Volmerプロットからクエンチング定数を求め、つぎの知見を得た。(1)ハロゲン置換基数の増加によりベンゼンのハロゲン置換体では直線的に、メタンおよびエタンのハロゲン置換体では指数関数的にクエンチング定数が大きくなる。なお、異性体間においても異なるクエンチング定数を持つ。(2)還元半波電位とクエンチング定数の関係は指数関数的である。(3)電子励起により得られるクエンチング定数はUV励起の場合よりも大きい。これらの結果をもとに、液体シンチレーションのクエンチング過程の中間体として注目されているエクサイプレックスの形成反応についても考察した。
滝上 誠*; 石河 寛昭
Nuclear Instruments and Methods, 148(1), p.157 - 161, 1978/01
14核種の熱中性子反応断面積の値を求めるにさいし、反応生成核種の放射能を液体シンチレーション・カウンターによる効率トレーサー法にしたがって測定した。この測定技術では放射線の吸収損失や散乱を伴わずに4計数が可能であるために、高精度な断面積の値を見出すことが出来る。得られた結果は従来の報告値よりもかなり小さい測定誤差を有する。本研究においては、Coを中性子束モニターとして使用した。
尾原 利夫*; 飯島 俊郎*; 小見山 二郎*; 池田 朔次*; 石河 寛昭; 仲川 勤*
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 16(9), p.2393 - 2402, 1978/00
Sで標識したエタンスルホン酸のナイロン膜への透過性を解析することにより吸着等温線が得られた。液体シンチレーション測定法を本研究に適用したために、精度よくこの透過性を調べることができた。
石河 寛昭
液体シンチレーション, 188 Pages, 1977/00
液体シンチレーション係数技術が各方面に普及しているにもかかわらず、国内ではこの分野のまとまった専門書がなく、発刊が強く要望されていた。このため、基礎理論から応用測定まで広範囲にわたって詳細に述べた本書を出版することにした。内容は次の各章から成っている。1)序論、2)シンチレーター溶液、3)発光機構、4)クエンチング、5)係数装置の機構、6)測定上の基礎知識、7)計数効率の測定、8)測定上の諸問題、9)試料調製法I、10)試料調整法II、11)化学ルミネッセンスとりん光、12)チェレンコフ光の測定、13)特殊測定、14)データ処理プロセス。
石河 寛昭
Radioisotopes, 24(10), p.71 - 77, 1975/10
「液体シンチレーション係数技術」に関する連載講座の一環としてチェレンコフ光および線の測定法について解説したものである。内容は1)チェレンコフ光の発生,2)チェレンコフ光の性質,3)チェレンコフ効果による放射能測定,4)線スペクトルおよび5)線の絶対測定から成っている。